健康コラム骨密度ケア
20代の女性でも「骨年齢が65歳」と言われる人がいます。 骨量が2~3割も減り、骨折を起こしやすくなった状態を骨粗鬆症と言います。 寝たきりの原因の第1位が脳卒中、第2位が老衰、第3位が骨粗鬆症による骨折。 骨粗しょう症から派生するさまざまな障害が生活の質(QOL)の低下をもたらすこと、 骨粗しょう症には自覚症状がないことなどから、意識的なヘルスケアが肝心です。
1.骨粗しょう症の症状
骨からカルシウムが徐々に減り、骨がスカスカになると…
2.骨粗しょう症対策
- ●カルシウムを摂ろう!
- ●日光浴と運動
- 骨を強くするためには、生活の中に散歩やゲートボールなどの軽い運動や、こまめに家事をするなどの活動的な習慣を取り入れることが大切。また、カルシウムは食べただけでは骨にはなりません。カルシウムを骨にとってプラスに活かしてくれるビタミンDの摂取も必要です。
- 運動量で骨を強く!
- 散歩
1日30分間、2キロメートルを歩くくらい(バスの停留所2~3)でじゅうぶんです。 - 水泳
週2回ぐらい。プールを自分のペースで30分程度ゆっくり泳ぎましょう。水中歩行でも大丈夫です。 - 自転車
1時間くらい楽しみましょう。
- 日光浴や食品からビタミンDを摂取
ビタミンDはカルシウムの吸収をよくするために、骨をつくるうえで欠かせない成分ですが、食事からだけではなく、日光浴により皮膚でもつくられます。夏なら木陰で30分、冬なら1時間程度、日に当たるだけでじゅうぶんです。一日中家の中にこもりきりの人は、食事からじゅうぶんなビタミンDを摂りましょう。
ビタミンDはビタミンという名前はついていますが、おなじみのビタミンAやCなどとは少し違います。カルシウムの吸収を高めたり、血液中のカルシウム濃度を一定に保つなど栄養素というよりホルモンの1種としての性質を持っています。