季節 身体の健康

腸から元気とキレイを手にする日

投稿日:2016年3月30日

スギに続いてヒノキの花粉。花粉症でなくとも、目や鼻の痒みが辛いです。
ヨーグルトを食べるとマシになるとか、
バナナが良いとかいわれますが、
「菌活で腸内環境を整えれば、花粉症を抑えられます」
という記事を今年は、よく目にしました。

善玉菌を増やす食事

「菌活…?」

それは発酵食品やきのこを日常的に摂取して、
体内の善玉菌を増やす活動。

人間の腸内には様々な菌が棲んでいて、
おおまかに善玉菌・悪玉菌・日和見菌と呼んでいますが、
それらの細菌たちの生態系のことを
腸内フローラ、または
腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)というそうです。

善玉菌と悪玉菌の割合によっては、
それらの出す化学物質が想像以上に
人間の健康や美容に大きな影響を与えることが
わかってきたらしいのです。

どこかのテレビ局の番組では、
「腸内フローラは、ワクチンの開発や
抗生物質の発見に匹敵するインパクトを持つ」と
言っていましたが、
がんや糖尿病などの病気、
肥満や肌の状態にも及ぶとされ、
さらにはうつ病のような心の病気との関連もあると
考えられています。
免疫機能を調整する作用もあるため、
花粉症などのアレルギーを抑制する効果も
期待されているとか。

腸内フローラの研究は、
ブレイクする分野となるのでしょうか。

久郷直子

-季節, 身体の健康

関連記事

節分

節分の日、健康について考える

健康ブームは加速し、 一年中、健康に関する情報があふれています。 テレビやラジオ、雑誌などでも頻繁に特集が組まれ、 ヨーグルトがいい、アーモンドがいい、 オリーブオイルがいいと諸説紛々。 「肉は、身体 …

植物の芽

植物に学ぶ、美しい生きざま

連日、厳しい寒さが続いております。 三寒四温を繰り返しながら、 春へと向かってゆくわけですが、 まだまだ冬枯れの景色が広がっています。 暗く長い 土の中の時代があった いのちがけで 芽生えた時もあった …

冬

身体の声に耳を傾ける

1月5日に小寒を迎え、 日々、寒さが厳しくなるこのごろ。 「小寒の氷 大寒に解く」ということわざがありますが、 これは「小寒に張った氷が大寒に解けるように、 1年で最も寒いとされる大寒よりも 小寒のほ …

野菜

続かなくても食べてみたい野菜たち

最近、珍しい野菜を見かけますね。 以前、プッチーナという佐賀県産の野菜を買いました。 肉厚で、サボテンのような 多肉多汁組織を持っています。 原産は南アフリカ。 なんと、地中のミネラルを吸い上げる力が …

ツツジの花

道端の野花

ゴールデンウィークも終わり、 日常が戻ってきました。 皆様は、大型連休を どのように過ごされましたか? 気になっていた美術館を訪れたという方、 久々にアウトドアを楽しんで疲れたという方、 あるいは、一 …