季節

花見の起源を知る

投稿日:2018年3月23日

桜

新年度を迎える桜の時期は、人生の節目の方も多いでしょう。

私自身も、この時期になると様々な思い出が甦ります。

私の花見の思い出といえば、就職して最初の仕事が花見の席取りだったこと。

カルガモの親子のように先輩の後を追い、
お弁当やアルコール飲料の手配、場所取りなどを手伝いました。

花見は、日本の恒例行事の1つ。

しかし、一体いつ頃から始まったのでしょうか。

調べてみると、どうやら始まりは奈良時代。

この時の花見は、桜ではなく梅だったそうです。

その後、平安時代になって嵯峨天皇が「花宴の節」という宴を催し、
桜を眺める花見が始まりました。

また、こんな説もあります。

桜の開花が田植えの時期と重なっていることから、
農村では「山の神様が里に降りてきて桜の花を咲かせ、
稲の成長や実りを司る田の神様や稲の神様になる」と信じられてきました。

このことから、桜の開花は神様の到来の合図とされ、
桜の花が咲くと木の下にお供え物を置いて神様の到来を祝ったそうです。

これが花見の始まりだったともいわれています。

諸説あれども、桜は春の訪れを告げる存在。

満開に咲いた美しい桜の花は、私たちの気持ちも華やかにしてくれます。

これから花見を楽しまれる方が増えると思います。

しかし、桜が咲いても寒い日もあるので、カゼをひかないように気を付けましょう。

花見の際は、携帯用カイロや薄手の上着などを忘れずに。

久郷直子

-季節

関連記事

おはぎ

秋のお彼岸

秋のお彼岸は、秋分の日を中日として前後3日間を合わせた7日間のこと。 今年の秋分の日は、9月23日です。 昔から、秋のお彼岸には「おはぎ」がお供えとされてきました。 ちなみに春のお彼岸には「ぼたもち」 …

桜の花

「咲くべき 時知りてこそ 花も花なれ」 「散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人もひとなれ」(細川ガラシャ辞世の句)より

最高気温は…? 天気予報をこまめにチェックして服を選ぶこのごろです。 桜の開花予想では、京都は3月28日ごろと例年より少し早め。 今年は少し気になることがあります。 去年の秋、エルニーニョ現象で温かい …

海

大人になっても夏休みの課題を持とう!

8月に入ると、子どもたちは 「そろそろ宿題を済ませないと!」と焦り始めます。 私の小学生時代は、各教科のドリルの他に、 日記、読書感想文、絵画、工作、自由研究…と課題が多く、 忙しい気分で夏を過ごして …

掃除

夏の大掃除

例年、お盆には親戚や知人友人などが我が家にやってくることが多いので、 お客様目線を意識して掃除をします。 特に力を入れるのは玄関、廊下、窓、台所、そしてトイレ。 とりわけ玄関は第一印象を決める場所だけ …

水仙

水仙の香りと、青春の記憶

水仙が持つ、甘さの中にも葉のグリーンを 思わせる爽やかな良い香りが漂ってくるようになりました。 花壇は相変わらず寂しい状態が続いていますが、 一足早く水仙が土から顔を覗かせ、 少しずつ花壇の隙間を埋め …