季節 学び

早春の兆し、鶯(うぐいす)のさえずり

投稿日:2017年2月17日

―春は名のみの風の寒さや 谷の鶯 歌は思えど 時にあらずと声も立てず

うぐいす

これは、日本の唱歌「早春賦(そうしゅんふ)」の歌詞の一部で、
この曲の作詞を担当したのが
東京音楽学校の教授だった吉丸一昌氏。
彼は、長野県安曇野市を訪れたときに見た
雪解け風景の美しさに感動し、
この歌詞を書き上げたそうです。
暦の上では春が来ているのに「春告鳥」といわれる鶯は、
あまりの寒さに鳴くのを躊躇っている…
そんな情景が目に浮かびます。

古来より日本人は、鶯を愛でてきました。
季節の移ろいを大切にする日本人にとって、
春の訪れを告げる鶯は、
とても重要な存在だったのでしょう。
確かに、鶯の
「ホーホケキョ」「ケキョケキョケキョ」
というさえずりを聞くと、
長い冬を超えてようやく春が訪れたのだなあと感じ、
胸が躍ります。

また気象庁が例年、
その年に初めて鶯が鳴いた日(鶯の初鳴日)を
公表しています。
その情報によると、今年もすでに、
九州方面で鶯の初鳴きが観測されています。

金氏高麗人参の本社がある京都で鶯が鳴くのは、
もう少し先のようです。
春告鳥の鳴く日を「まだか、まだか」と
待ち続けているこのごろです。

久郷直子

-季節, 学び

関連記事

教室

卒業しても一生勉強

3月は卒業の季節。 10代20代のころに学校を卒業してからというもの、 すっかり卒業と縁遠くなってしまったと感じておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。 『一生勉強 一生青春』 詩人・書家 相 …

部屋のデスク

「ミニマリスト」の考え方から学ぶ

いよいよ、夏休みも最終週。 今回は、最後の課題「ミニマリストの考え方を知る」についてのお話です。   近年、テレビや本などでクローズアップされている「ミニマリスト」。 言葉自体は知っているも …

柚子

冬至のゆず湯

12月22日は冬至。 1年の中で最も夜の時間が長い日です。 夜が長い…つまり暗闇がいつも以上に長く続くことから、 昔の人々は冬至を「生命が終わる時期」と考えていました。 そうした考えのもと、様々な方法 …

朝活

朝活が良いとされる理由は、脳の仕組みにあり。

日の出の時間が早くなるにつれ、目覚める時間も早くなってきました。 それにあわせて、朝に散歩やジョギングを楽しんだり ラジオ体操に通ったりする方も増えて来たように感じます。 朝は、運動にも学習にも前向き …

夏の山

「山の日」夏山に思いを巡らせて

明日は山の日。 山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日です。 夏は、登山を満喫するのにピッタリの季節。 雄大な山々の造形美、清々しい稜線歩き、咲き乱れる高山植物、 刻一刻と色を変える空… 本格的に …