季節 植物

春よ来い

投稿日:2018年2月23日

梅の花

暦の上では立春が過ぎ、雨水のころとなりました。

雨水は、空から降る雪が雨へと変化して氷が溶けだす季節。

春一番が吹くのも、このころとされています。

梅一輪 いちりんほどの 暖かさ

この句は、俳人・松尾芭蕉の弟子である「服部 嵐雪(はっとり らんせつ)」が詠んだもの。

まだ寒い冬が続いているが、
一輪だけ咲く梅の花から春の息吹を感じて暖かい気持ちになる…そんな句です。

実は、この句にはもう1つの解釈があります。

「梅、一輪いちりんほど…」と読むと、
『梅の花が一輪ずつ咲くにつれて、次第に暖かさが増していく』とも読み取れるのです。

どちらにせよ、今か今かと春を待ちわびるこの時期にぴったりの句です。

梅を見るなら、京都の北野天満宮がおすすめ。

2月初旬から3月下旬にかけて公開される「梅苑」には、
約1,500本もの梅の木が植えられており大変見ものです。

また北野天満宮では、毎年2月25日に「梅花祭」と「梅花祭野点大茶湯」が行われます。

美しい梅の花からパワーをもらい、もう少し続く寒さを乗り切りましょう。

今週もお健やかにお過ごしください。

久郷直子

-季節, 植物

関連記事

茅の輪

夏越の祓(なごしのはらえ)

「夏越の祓」は6月末に行われる神事で、 参拝者が『水無月の夏越の祓する人は、千歳の命延ぶというなり』 と唱えながら鳥居の下や境内にある茅の輪をくぐり、 半年分の厄を落として残り半年の健康を祈願します。 …

桜湯

散りゆく桜に思いを馳せて

いよいよ新年度が始まりました。 新入生、新入社員、新番組…世の中は新鮮な空気に包まれます。 新しい生活に身を投じる人たちを応援するかのように、桜が景色を明るく華やかにします。 こちら京都では桜の見ごろ …

サンドイッチ

梅雨の楽しみ

外出がおっくうになる梅雨。 部屋の中で、SNSでの交流を楽しんでみてはいかがでしょうか。 世界中で多くの人が利用している「3大SNS」。 「Facebook・Twitter・Instagram」です。 …

桜

花見の起源を知る

新年度を迎える桜の時期は、人生の節目の方も多いでしょう。 私自身も、この時期になると様々な思い出が甦ります。 私の花見の思い出といえば、就職して最初の仕事が花見の席取りだったこと。 カルガモの親子のよ …

日記

行く年、来る年

年の瀬が近づくと、行く年来る年に思いを馳せるという方もいらっしゃると思います。 私の場合、年始に「1年間、日記をつけよう!」と固く決意し、年末にその振り返りをします。 2017年はというと、残念ながら …