季節

本日は、七夕ですね。

投稿日:2017年7月7日

七夕

日ごと暑さが増し、いよいよ本格的な夏が始まろうとしています。
本日は「七夕」。

夜空を流れる天の川にカササギの橋がかかり、
織姫と彦星が年に一度の逢瀬を楽しむロマンチックな日です。

七夕の文化は中国から伝来したもので、日本には平安時代に伝わったそうです。
平安時代当時、七夕は宮中行事の1つでした。

七夕の短冊に使用される色は5つあり、それぞれに意味があります。
赤は「礼節」、青は「仁」、黄色は「信」、白は「義」、黒(紫)は「智」。

貴族たちは、この5色の絹糸で布を織って短冊を作り、
それを飾って書や楽器、詩歌などの上達を祈ったそうです。

江戸時代になると庶民の間にも七夕が浸透し、
高価な絹糸ではなく、手軽な紙の短冊が作られるようになりました。

元禄(江戸時代中期)のころには「せっかく色紙を飾るなら、字を書こう」
ということで短冊に願い事を書くようになったとされています。

7月を文月ともいいますが、
これは「短冊に文字を書き、書道の上達を願った」ことに由来するそうです。

七夕のころから、お中元や暑中見舞いが始まります。

日頃のおつきあいに感謝し、字の練習も兼ねて、
手書きで手紙やはがきを書くことも良いですね。

久郷直子

-季節

関連記事

月の満ち欠け

月の満ち欠けとバイオリズム

月の満ち欠けは、バイオリズムと関係が あるという話を聞いたことがあります。 調べてみますと、月とバイオリズムの関係性は、 科学的に解明されてはいません。 しかしバイオリズムは、月の満ち欠けと同じく、 …

水無月

夏越の祓に、水無月をいただく

6月30日は「夏越の祓(なごしのはらえ)」です。 夏越の祓には、神社の本殿前に備え付けた茅の輪をくぐったり人形(ひとがた)を 神社に奉納したりして半年間の厄を祓い、残り半年間の無病息災を祈ります。 京 …

掃除

夏の大掃除

例年、お盆には親戚や知人友人などが我が家にやってくることが多いので、 お客様目線を意識して掃除をします。 特に力を入れるのは玄関、廊下、窓、台所、そしてトイレ。 とりわけ玄関は第一印象を決める場所だけ …

年越しそば

年越しそば

年末の帰省や出国ラッシュが本格化し、新幹線や空の便が混雑のピークを迎える、 というニュースを聞く頃になると、今年の年越しそばのことを考えます。 どこの蕎麦屋さんへ行こうか、自分で作ろうか、など。 お正 …

冬服

冬が来る前に冬服の断捨離

ずいぶんと冷え込みが厳しくなりましたね。 そろそろ、秋用のコートから冬用のコートに変える時期が来たように思います。 先日、冬用のコートを探すため、久しぶりにクローゼットを開けると中が乱雑でビックリ。 …