学び 身体の健康

身体の声に耳を傾ける

投稿日:2017年1月13日

1月5日に小寒を迎え、
日々、寒さが厳しくなるこのごろ。
「小寒の氷 大寒に解く」ということわざがありますが、
これは「小寒に張った氷が大寒に解けるように、
1年で最も寒いとされる大寒よりも
小寒のほうが寒さを感じやすいこと」を表しています。
寒さを感じやすいのは、
むしろ大寒までの今の時期なのですね。

冬

――毎日少しの時間でも、一人で過ごすこと

この言葉は、チベット仏教の
最高指導者ダライ・ラマ14世の
『人生で大切な「18か条」』の1つ。

「どんな時でも、1日に最低30分は
一人の時間を確保し、
あなたの人生に今何が起こっているか、
どう進むべきか、
何を望んでいるのかを
常に見直すことが必要だ」

と説かれたものです。
これは、人生を満たすために
大切な考え方の1つですが、
健康づくりでも同じことが
いえるのではないでしょうか。

自分の症状や行動の傾向、
考え方など「これはまずいかも…」と
感じる小さな健康の警鐘は、
常日頃から自覚しているもの。
その警告の鐘の音が、
小さな鈴の音のうちに真剣に向き合っておかないと、
気付いた時には大きな鐘の音で
襲ってくることにもなりかねません。

実際に、こんなケースもあります。
中高年になると、若い頃よりも
平熱が低下しやすいのですが、
それに気付いている方は少ないといいます。
そのため、風邪やインフルエンザで
発熱していても気付かず、
知らぬ間に肺炎が進行していたというのです。
こうしたことにならないためにも、
日ごろから一人の時間を持って
身体の声に耳を傾け、
少しの変化にも気付けるようにしましょう。

厳しい寒さが続きます。
どうぞ、お健やかにお過ごしくださいね。

久郷直子

-学び, 身体の健康

関連記事

うなぎ

200年以上生きているアイデア

明日、7月27日は土用の丑の日。贅沢なうなぎを堂々と食べられる日ですね。 夏を元気に乗り切るためにうなぎを食べる日をつくってくれたのは、 江戸時代の学者、平賀源内だといわれます。 そもそもうなぎの旬は …

お掃除ロボット

人工知能(AI)の進化

近頃、人工知能(AI)という言葉をよく耳にするようになりました。 私自身は、「AIなんて遠い未来の話」と思っていましたが、 最近では、身近なところで家電にもAIの技術が活用されているそうです。 調べる …

失敗

今、ここに集中!

梅雨入り前のこの時季、布団を干したり、お気に入りの観光地を訪ねたりなど、 雨が続く前にやっておきたくて、自然と予定が増えてしまいます。 予定が増えると、その分、考えることも増えて、 思わぬポカをしてし …

花見

お花見で健康づくり

桜の便りが届き始めるころ。 和菓子屋さんの「桜餅」や「うぐいす餅」と書かれた華やかな旗が目を引きます。 待ちに待った春ですね。 春はお出かけが楽しい季節ですが、 私は普段から健康のためになるべく歩くよ …

ウォーキング

運動しなければ、と思う秋

涼しくなると身体を動かしやすくなり、外へ出かけるのが楽しみになります。 けれども、出かける機会が多くなると、がっかりすることもあります。 それは、若いころに比べて、けつまずきやすくなったこと。 少しの …