身体の健康

歯の健康を考える

投稿日:2017年5月2日

歯の健康

本日は「歯科医師記念日」だそうです。

1906年(明治39年)5月2日に、歯科医師の身分や業務を規定する
「歯科医師法」が公布されたことを記念した日で、
1957年(昭和32年)に日本歯科医師会が制定しました。

日本歯科医師会が行っている活動の中で有名なのが
「8020(ハチマルニイマル)運動」。

これは「80歳になっても20本以上自分の歯を持とう」というもの。
食物をちゃんと噛むために必要な歯の本数が「20本」とされていることから、
この目標値が定められたそうです。

昨今は、80歳で20本以上を達成する方が増えているとのこと。
日本歯科医師会のホームページでも『当初(平成元年)は
80歳で20本の歯を有する国民が1割にも満たなかったものが、
平成23年には4割近くに増加した』と述べられていました。

確かに、歯の健康に対する意識は、
昔に比べて高まっているように感じます。

歯の健康ケア…昨今ではオーラルケアとも呼びますが、
そのオーラルケアの代表格といえば「歯ブラシ」です。

昨今は、歯ブラシそのものの性能が向上しているだけでなく、
歯のすきまに詰まった汚れを取る「歯間ブラシ」や「デンタルフロス」、
虫歯予防に良い成分が配合されたガムなど、新しい形のオーラルケア商品が登場。

今では、私たちの生活品の1つとして浸透しています。
こうした新商品の登場やオーラルケアに対する意識付けも、
8020運動の功績が大きいのかもしれません。

歯は、食材を体内に摂り入れやすい形に砕くために必要なもの。
歯の健康は、身体や心の健康にも繋がります。
普段からオーラルケアを心がけ、「80歳で20本以上」を叶えましょう。

今週も、お健やかにお過ごしくださいませ。

久郷直子

-身体の健康

関連記事

咳をするマスク姿の女性

咳喘息に注意

空気が冷たく乾燥した日が続きます。 寒さには慣れましたが、早く暖かくなってほしいものです。 ところで今年は、咳の症状が長引く人が多いようです。 咳き込む状態が続くと「風邪かな?」と考えてしまいがちです …

歯磨き

芭蕉の句から感じる、歯の衰え

衰ひや 歯に喰ひ当てし 海苔の砂(おとろいや はにくいあてし のりのすな) 松尾芭蕉 江戸時代の俳人・松尾芭蕉が48歳の時に詠んだ句です。 当時の海苔は砂が交じっているものが多く、 食べるとよく砂粒に …

薬

セルフメディケーションで節約

この間、家計簿を見ていて、目薬の出費が多いことに気付きました。 スマートフォンやタブレットが生活に欠かせないものとなり、 目薬をさすのが習慣になったことが大きな要因だと思います。 目薬を含め、薬の出費 …

体重を測る

太らないための知恵

天高く馬肥ゆる秋――。体重計に乗るのが憂鬱になる季節ですね。 太りすぎは昔の人にとっても、大きな悩みだったようです。 平安時代後期の説話集『今昔物語集』に、肥満に悩む男が医者に相談する話があります。 …

掃除用具

寒く忙しい時期の用心

年末は、お正月の準備や大掃除などで忙しくなる時期。 それに加え、寒さで怪我を招いたり体調を崩したりしやすくなります。 冬場に多い怪我の1つが「骨折」です。 今の時期、身体は体温を保つために筋肉を収縮さ …