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2025年1月 歳時記のある暮らし

寒さのなかに清々しさを感じる初春のころです。
皆様におかれましては良き新年をお迎えのことと存じます。
本年も金氏高麗人参株式会社にご愛顧賜りますようお願い申しあげます。

 正月の 子供に成て 見たき哉 小林一茶
子供のころの正月の思い出は誰の心にも色鮮やかによみがえるものです。まっさらのカレンダー、磨き上げた家、門松やしめ縄飾り。時間はいつもと同じ速さで流れているのに、元日の朝ほど気持ちの違う朝はないもので、この清らかな時間がずっと続いてほしい気持ちになります。
万物に神が宿ると考えられる日本でのお正月は、今年の豊作をもたらす年神様を家に迎え幸せをいただくという風習です。初詣では神社に出向いてこれまでの感謝と新しい年の平安を祈ります。西日本では商売繁盛を願う「十日えびす」もあります。えびす様の福々しいお姿を拝見するだけで幸せがやってきそうな気になります。
全国の仏教寺院では修正会(しゅしょうえ)があります。法要では、悪しきことを正すために前年の反省を行い、無事に新年を迎えられたことを仏様に感謝して一年の平安を願います。
月日が経つうちに道具や機械に自然と誤差や歪みが生じるように、人間も時間とともに体重が増えたり暮らしぶりが正しい方向からずれて行くことがあります。それを修正する節目がお正月でもあるのですね。
今年は巳年(みどし)です。蛇は手足を持たず、飛ぶ翼も、泳ぐヒレも持っていません。しかし蛇は脱皮によって自ら再生することから生命力を象徴する縁起の良い動物ととらえられてきました。また、自分の尾をくわえた蛇の輪は永遠の循環をイメージさせるため、不思議な魅力を持つ生き物として神話の中で語り継がれてきました。
世界保健機関(WHO)の紋章や世界の多くの国々の救急車には蛇と杖のシンボルがデザインされています。この蛇は知恵を表しています。これは紀元前六世紀頃に生み出されたギリシャ神話に由来していています。アスクレピオスという医学神は森の中で育ったため木の実や草の薬効を知り薬学や外科学を修得しました。医術の腕は死者までをも蘇らせるほどといわれ、彼の名声は頂点に達したのでした。そのアスクレピオスは、いつも犬を連れ、蛇を巻き付けた杖を持ち歩いていました。南の空に輝く星座にもなりました。「へびつかい座」は蛇をつかまえたアスクレピオスの姿で、この1匹の蛇が巻き付いた杖のことをアスクレピオスの杖と呼ぶようになり、いつしか医学のシンボルとして救急医療を表すものと国際的に認識されるようになりました。
巳年という干支(えと)は、十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)の組み合わせで、正確には今年は「乙巳(きのと・み)」です。十干は、甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸の十種の日です。十二支は、子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥の十二種の動物です。十干と十二支の組み合わせは六十とおりあり、六十干支と呼びます。これが一巡すると還暦となります。二〇二五年、十干は「乙(おつ・きのと)」、十二支は「巳(し・み)」年ですので「乙巳」となるのです。
新しい年を迎えることはめでたい一方、もう一つ年を取ることになり体力や集中力、記憶力の衰えが気になるものです。しかも年々、月日の経つのが速く感じられるようになりますので一日一日を大切に、自分の身体を気遣いながら暮らしましょう。今年の干支にあやかって、生命や再生のパワーを取り込み健康寿命を伸ばしましょう。また、柔軟な五行の「木」を示す乙のように自然体で心豊かに過ごしましょう。
季節は小寒から大寒へ。底冷えが増しますのでヒートショックにもご用心ください。

健康対策には高麗人参 健康食品『神秘の健康力』。
皆様のご健康をお祈り申しあげます。

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