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2024年12月 歳時記のある暮らし

木枯らしが吹き大雪へと季節が進む師走のころとなりました。
皆様、すこやかにお過ごしでしょうか。
いつも『神秘の健康力』をご愛用いただき誠にありがとうございます。

根雪が積もるころ、「山眠る」というように山の木々の幹や枝葉は瑞々しい色を失い自然は静けさに包まれます。
陽気はふさがったように見えますが頭上では冬の星座が煌めきます。おおいぬ座、オリオン座、おうし座、ぎょしゃ座、ふたご座、こいぬ座の一等星を結んでできる六角形の「冬のダイヤモンド」が輝き、ふたご座から流れ星も観られるころです。
宗教改革で知られるルターは森の木々の間に煌めく満天の星を見て、その美しさを子供たちに伝えようとモミの木を持ち帰りました。モミの木の枝にたくさんのろうそくを飾って星降る森の美しさを再現させました。これがイルミネーションの始まりといわれます。
師走の暮らしは今年の締めくくりと新年への準備で忙しいものですが、冷たく澄んだ夜空の星を見上げて一年をふり返り、新年への願いを星に語りかけてみてはいかがでしょうか。
十三日は「正月事始め」。この日から煤払い、松迎え、餅つきなどお正月の年神様をお迎えする準備を始めます。すっきりとした空間で新年を迎えたい気持ちになる年末には、各地で「蚤の市」が立ち古道具や不用品の交換や販売が行われます。
平安時代、道具類は百年経つと付喪神(つくもがみ)という妖怪に変化するといわれ古道具を年の瀬に捨てる風習がありました。しかし神社仏閣の境内でそれらを別の人に譲ることで道具に新しい命が宿り付喪神がつかないとされました。大掃除がリサイクルのきっかけになることは昔も今も変わらないようです。
二十一日は冬至。かぼちゃを食べてゆず湯につかります。冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかないといわれます。かぼちゃにはカロテンが豊富に含まれており、冬の貴重な栄養源となります。ゆずにはビタミンCの他にもリモネンという成分が含まれていて、新陳代謝が活発になり身体が温まり風邪をひきにくくなるそうです。
夜が最も長く昼が短くなる冬至は太陽の力がいちばん弱まり、この日を境に再び力が甦ってくることから「一陽来復(いちようらいふく)」といわれます。それが転じて悪いことが続いたあとに幸運に向かっていくことを意味するようになりました。
今年は元日から能登半島地震にみまわれました。夏は猛暑で大雨による災害も発生しました。巨大地震への警戒、地球温暖化による風水害の激化など、高齢者が増加する社会のなかで安全で持続可能な暮らしとは何かについて考えさせられる一年でした。
年末の風物詩の一つにベートーヴェンの「第九」があります。第四楽章でバリトン歌手がすくっと立ち上がり「歓喜の歌」を歌い出す場面はいつ聞いても感動するものです。和訳された歌詞からは、人生の希望や平和へのメッセージが伝わってきます。一九八九年の十二月、ベルリンの壁が崩壊した直後には欧米のオーケストラ楽員がベルリンに集結して「第九」を演奏しました。東日本大震災のあとも東京で犠牲者を追悼するために演奏されました。ベートーヴェンはこの曲の作曲中も難聴のためほとんど耳が聞こえていなかったそうですが、困難な状態にあっても友人や愛する人のいる人生の素晴らしさを伝えたい思いで完成させたのでしょう。年末に聴くと「新しい年はきっといいことがあるはず」と思えてきます。
冷え込みが厳しくなりますので風邪やインフルエンザにお気をつけください。

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皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。

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