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健康の金言

2014年の健康の金言一覧

■過ぎ去りしことは、過ぎ去りしことなれば、過ぎ去りしこととして、そのままにせん。
(すぎさりしことは すぎさりしことなれば すぎさりしこととして そのままにせん)

今年も残すところあとわずか。2014年、最後に紹介する金言は、古代ギリシャの詩人、ホメロスによる『イリアス』の一節です。

この一年を振り返って、あなたはどんな出来事を思い出しますか?楽しかったこと、うれしかったこと、つらかったこと、悲しかったこと…。当たり前ではありますが、人それぞれ、頭に浮かべることは千差万別でしょう。
ところが、人間というのは面白いもので、全ての思い出を10とするとその内訳は、たいていの人が《良い思い出:6、普通の思い出:3、悪い思い出:1》になるそうです。これは実際の調査をもとに導き出された数字で、世代や経験に関係なく、ほぼ同じ結果になるんだとか。
ネガティブな出来事に遭っても、その時に抱いたつらさや悲しみは時とともに癒され、いい思い出ばかりが残っていく…。そう思うと、何となく安心できる気がしませんか?

ホメロスも言うように、過ぎたことは過ぎたこと。くよくよと過去を振り返らずに、前向きな気持ちで新たな一年を迎えたいものですね。

2014/12/26 更新

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■本当の旅の発見は、新しい風景をみることではなく、新しい目をもつことにある。
(ほんとうの たびのはっけんは あたらしいふうけいを みることではなく、あたらしいめを もつことにある)

皆さんにとって、旅の醍醐味とは何ですか?自分の肌で未知の体験をすること、特産物を心ゆくまで堪能すること、現地の人とのコミュニケーション…その答えは、十人十色。今回ご紹介する、フランスの小説家マルセル・プルーストは『新しい目を持つこと』と述べています。

新しい目を持つこと。これを『新しい視点や気づきを得ること』と読み解くなら、平凡な日常の中でも“旅”を満喫することができます。

たとえば、いつもと違う道を歩くのも“旅”といえるでしょう。見慣れない場所を歩きながら、普段は注目しない建物や看板、草花、生活する人々の様子を観察する…。それは刺激となり、新たな発見に繋がります。
一説によると、「プルーストは幼少の頃から病弱で、自由に旅行が出来なかった」といわれています。彼は、身体が丈夫でなかったからこそ、身近な場所で“旅”を楽しむ方法を見つけたのかもしれませんね。

もうすぐ年末年始、旅行シーズンがやって来ます。楽しい休暇を過ごせるよう、体調管理は万全に。そして、師走の忙しい日々をがんばって乗り切りましょう!

2014/12/12 更新

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■百薬の長とはいへど、万の病は酒よりこそ起れ。
(ひゃくやくのちょうとはいえど よろずのやまいは さけよりこそおこれ)

いよいよ12月。この時期になると、忘年、忘年といっては、100年分の記憶を消す勢いで、お酒を飲む人がいます。そんな酒飲みの格好の言い訳といえば「酒は百薬の長」ですが、酒飲みが“薬”といえる量で満足するはずもなく…。
そこで紹介したいのが、今回の金言。吉田兼好・著『徒然草』の一節です。辛口な彼らしく、都合のいい言い訳に対して「酒は百薬の長というけど、あらゆる病気は酒からくるんだからね!」とピシャリ。確かに、お酒が原因の病気というと、肝硬変に痛風、食道炎、高血圧、胃炎…“あらゆる”といっても過言ではありません。あ、脳の記憶障害というのもありました。そりゃあ忘年できるわけです。
とはいえ、「わかっちゃいるけど止められない」のもお酒。兼好も先の言葉に続けてこう言っています。「かくうとましと思ふものなれど、おのづから、捨て難き折もあるべし。(中略)心長閑に物語して、盃出したる、万の興を添ふるわざなり」。———酒を飲むとろくなことがないけれど、止めてしまうのももったいない。思う存分語らいながら飲むのは、至高の喜びだもん♪———といったところでしょうか。
至高の喜びも、適量なればこそ。兼好の言葉を頭の片隅にでも置いて、宴会シーズンを楽しんでくださいね。

2014/11/28 更新

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■若くなるには時間がかかる
(わかく なるには じかんが かかる)

今回は、世紀の天才画家パブロ・ピカソの言葉をご紹介します。
ピカソの絵といえば『ゲルニカ』や『泣く女』など、「何じゃこりゃー?!」と叫びたくなるような絵を思い浮かべる方が、多いのではないでしょうか。しかしそれは、晩年のこと。実は彼、写実的な絵も腰を抜かすほどウマイのです!(興味がある方は、検索してみてくださいね!)

なぜピカソの画風は、こんなにも変化したのか。彼はこんな言葉を残しています。
「ようやく子どものような絵が描けるようになった。ここまで来るのにずいぶんと時間がかかったものだ。」
――そう。彼が追い求めていたものは、既成概念を打ち破り、子どものように自由な心で世界を捉え直すこと。「若くなる」とは、「何者にも囚われない柔軟な発想を持つ」ということだったのですね。

ピカソほどストイックに、「若さ」を追い求める必要はありませんが、ある程度の柔軟さは大切にしたいもの。しかし私たちも、いつの間にやら柔軟さを忘れかけているのではないでしょうか。
たとえば信号機。私たちは普段「青信号」と呼んでいますが、実際には青色ではなく緑色ですよね。それなのに、何の疑問も抱かずに「そういうものだ」と決めてかかっている…いやはや、考え方が凝り固まっていましたね。

柔軟な思考を取り戻すために、当たり前と思っていることに対して「なぜ?」と問いかけてみましょう。なぜ空は青いのか、なぜ太陽は輝いているのか、なぜ地球には空気があるのか…。子どもの頃に感じた疑問を大人の私たちが自分流の答えを出す、そんな行動が脳のアンチエイジングに繋がるかもしれませんよ。

2014/11/14 更新

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■鼻風邪は、思想なんかよりずっと多くの苦痛を与える。
(はなかぜは しそうなんかより ずっとおおくの くつうをあたえる)

『にんじん』で知られるフランスの小説家、ジュール・ルナールの言葉です。
鼻水、くしゃみ、鼻づまり…鼻風邪って、本当につらいもの。いっそ、鼻をもいでしまいたい!という気持ちに駆られます。ルナール氏も、ずいぶん悩まされたようですね。

ところで、風邪薬の名前に、カコナール、カロナール、クリアナールというものがあります。何だか「ルナール」と似てますね。もしかして、何か関係があるのでしょうか?
それぞれ、名前の由来を調べてみると…
「カコナール」…葛根湯で風邪が治る⇒かっこんとうでなおーる
「カロナール」…痛みが取れて軽くなる⇒かるくなーる
「クリアナール」…気管がクリア&クリーンになる⇒クリアになーる
どれもルナール氏とは関係がないようです。というよりも、これって全部ダジャレ?

実は薬には、こんな風に分かりやすいダジャレの名前が多いんです。
例えば「ケロリン」という頭痛薬。飲んですぐ効き目が出て、痛みが「ケロリ」と治ることから命名されたそう。睡眠薬の「グッドミン」は、「グッド+睡眠」から。イライラや興奮を抑える「イララック」…は、そのままですね。

ちなみに、本家・ルナール氏の「ルナール」とは、フランス語でキツネという意味。もちろん、ダジャレではありません。

2014/10/31 更新

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■つまらないことに、くよくよするのが、人間の身体には、いちばんの毒です。
(つまらないことに くよくよするのが にんげんの からだには いちばんの どくです)

皆さんは、棚橋絢子という女性をご存知でしょうか?
彼女は、明治・大正・昭和と続く怒涛の変革期を生きた、女性教育の第一人者。
そんな彼女の金言を、今回はご紹介します。

幼い頃から勉学が好きだった彼女は、19歳の時に学者と結婚した後、塾を開く、学校で教鞭をとるなど、教育の道を邁進。「これからの時代は女性も知識を得て、自分で考え、行動する力が必要だ」と、教え子たちに説いていきます。
さらに、あの福沢諭吉などの知識人らに勧められ、数々の学校で教職や校長職に従事。65歳の時には、東京高等女学校の初代校長に就任。以後100歳になるまで職務を全うし、翌年この世を去りました。彼女はまさに、生涯現役を叶えた女性なのです!

「100歳まで好きなことに熱中できるなんてすごい、彼女のように生きたい!」と思った方も少なくないはず。では、どうすれば実現できるのでしょうか?
そのヒントが、今回の金言にあります。

『つまらないことに、くよくよするのが、人間の身体には、いちばんの毒です。』
この言葉は、彼女の伝記「棚橋絢子刀自(とじ)」に記されているものです。
大切なことは深く考え判断し、つまらないことはサラリと受け流す。小さなことに固執して落ち込むのではなく、広く穏やかな気持ちで過ごす。生涯現役を叶えるには、すこやかな身体ももちろんですが、しなやかな心が不可欠なのかもしれませんね。

2014/10/17 更新

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■ 私たちが敵に憎しみを感じると、むしろ自分自身が
敵に支配されることになる。そしてその支配力は私たちの
睡眠・食欲・血圧・健康・幸福にまで及んでくる。
(わたしたちが てきに にくしみをかんじると むしろ じぶんじしんが てきに しはいされることになる。そして そのしはいりょくは わたしたちの すいみん・しょくよく・けつあつ・けんこう・こうふくにまで およんでくる)

自己啓発の父ともいわれる、デール・カーネギーの著書『道は開ける』の一節です。憎い相手やイヤな出来事が、寝ても覚めても頭から離れずイライラ…。そんな状態は、まさしく相手に支配されているようなものだと、ハッと気付かされますね。

彼の言葉にあるように、怒りや憎しみは健康にとってもマイナスです。
イヤなことや脅威に出くわすと、体内にストレスホルモンが分泌されます。ストレスホルモンには、心拍数や血圧を高める、血糖や呼吸数を増やす、発汗を促すなどさまざまな作用があり、イライラが続くと、身体に大きな負担がかかることに。睡眠不足や食欲不振もまた、ストレスホルモンによって起こる症状です。短気は損気といいますが、こんな風に体調まで崩しては損…いえ、大損というもの。
とはいえ、「身体に悪いから怒らないぞ」と決めたって、どうしてもイライラすることはありますよね。そんな時は、いったんその場を離れて気分転換を図りましょう。スポーツや音楽を楽しむ、友達とおしゃべりするなど、自分なりのストレス発散法を見つけておくのも大切です。

『道は開ける』には、こんな一節もあります。
———私たちは聖者と違って、自分の敵を愛するのは無理かもしれない。
けれども、自分自身の健康と幸せのために、少なくとも敵を許し、忘れてしまおう。これこそ賢明というものだ。

2014/10/03 更新

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■ 薬あればとて毒を好むべからず (くすりが あればとて どくを このむべからず)

この言葉は、浄土真宗の開祖である、親鸞の教えをまとめた仏教書「歎異抄(たんにしょう)」の一文です。
医療技術の発展にともない、ある程度の病気なら薬や手術で治る時代になりました。かつては不治の病と恐れられた結核や赤痢、コレラなども、現代では、ほぼ完治できる病になっています。
そこで皆さんに質問です。
心のどこかで「病気になっても、何かしらの治療方法があるから大丈夫」と思ってはいませんか?私たちの病気への危機感は、時代を経るごとに薄れてきてはいないでしょうか?
いくら技術が進歩したといっても、好んで身体に悪いものを摂るのは良くありません。たとえば、過度の飲酒やタバコの習慣に加え、普段の食事もそう。コンビニ弁当やスーパーのお惣菜、インスタント食品、ファストフード…これらには保存料や着色料、香料などの食品添加物が多く使われており、その中には毒性の強いものも潜んでいます。
確かに、毎日料理をしたり、お酒やタバコの量を減らすのは大変かもしれません。しかし将来の健康のことを考えれば、やはり、身体に悪いといわれるものは避けた方が良いでしょう。
『薬あればとて毒を好むべからず』。
「薬があるからといって、毒を好んで飲むべきではありません」という親鸞の教えは、現代に向けた戒めのように感じますね。

2014/09/19 更新

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■ 雨が降ると古傷が痛む (あめがふると ふるきずが いたむ)

雨が降ると古傷が痛む。
昔からよく言われることですが、「ただの迷信だ」「思い込みだろう」という声もあります。
ところが最近、このことわざの根拠として、有力な説が唱えられています。
その説とはズバリ、「痛みの原因=低気圧」説です。
雨が降る時というのは、低気圧が接近している時。周囲の気圧が下がることで、体内のさまざまなバランスが乱れ、痛みの発症に繋がる…というものです。
例えば、

  • 炎症物質である、ヒスタミンが増える⇒痛みを引き起こす
  • 水分の代謝が悪くなり、身体がむくむ⇒組織が膨張して、神経を圧迫する
  • 副交感神経が活発になる⇒血管が拡張し、痛覚神経を刺激する

などがメカニズムとして、考えられています。

こうして起こる痛みは、何も古傷に限りません。偏頭痛や関節痛、神経痛なども、低気圧が原因で悪化するといわれています。
京都大学では実際に、リウマチ症状と低気圧の関係を調査。その結果、「気圧が下がると痛みを強く感じる傾向がある」ということがわかったそうです。

低気圧が痛みを引き起こすメカニズムは、どれもまだ、ハッキリと実証されてはいません。それでも、「雨が降ると古傷が痛む」のは、ただの思い込みとはいえないようです。
気圧が低い雨の日と平常時の差は、せいぜい20ヘクトパスカル程度といわれています。標高差にすると200メートル(※)、東京スカイツリーを1/3登ったくらい。この差を敏感に感じ取って反応するなんて、人間の身体って不思議ですね。
※地上から10m高くなるごとに気圧は1ヘクトパスカル低くなります。

2014/09/05 更新

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■ 医食同源 (いしょく どうげん)

暦の上では秋を迎えましたが、気候はまだまだ夏のよう。皆さんの中にも、暑さが原因の疲労感やだるさ、食欲不振など「夏バテ」の症状に悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は『医食同源』、普段からバランスの良い食事を心がけることで、病気を予防する考え方から、食事面の夏バテ対策についてのお話です。

夏バテ対策のカギとなる栄養素は、主に3つ。「ビタミンB1」「ビタミンB2」「クエン酸」。これらは糖質や脂肪をエネルギーに変えたり、疲労物質である乳酸の生成を抑えることで、疲労回復に役立ちます。またビタミンB1には、胃腸の働きを良くする効果もあるので、食欲不振も改善します。
そんな夏バテに効果テキメンな栄養素。では、どんな食材に多く含まれるのでしょうか?

ビタミンB1は豚肉やウナギ、ゴマに。ビタミンB2は海藻類や牛乳、クエン酸は梅干しやレモン、酢に多く含まれます。
これらの食材を上手に活用した、夏にオススメの料理があります。それは、冷やし中華!手軽に作れるだけでなく、具をたくさん盛ることで、栄養もバッチリ補給できます。たとえば、豚肉をサッと茹でて豚しゃぶに。タレは、酢しょうゆと炒りゴマを混ぜ合わせたゴマだれ味で、風味豊かな焼き海苔を盛る。さらに、体温を下げる働きがある夏野菜を入れるとなお良し!夏野菜には、トマトやキュウリのように色鮮やかなものが多いので、食卓も彩り豊かになります。

暑い日は、まだまだ続きます。医食同源を実践して、残暑もすこやかにお過ごしくださいね!

2014/08/22 更新

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■ 人は気分が良いから微笑んだり、機嫌が良いから笑ったりするというより、むしろ、笑うから気分が良くなるのだ。
(ひとは きぶんがよいから ほほえんだり きげんがよいから わらったりするというより むしろ わらうから きぶんがよくなるのだ)

アメリカのジャーナリスト、ノーマン・カズンズの言葉です。昔から、「笑いは百薬の長」といい、心身に健康をもたらすとされてきました。しかし、笑いの効果が医学的に認められるようになったのは、この、ノーマン・カズンズがきっかけといわれます。

 1964年、雑誌の編集長を務めていたノーマン・カズンズは、膠原病(こうげんびょう)の一種である強直性脊椎炎という難病にかかります。医師に「治る確率は500分の一」と宣告され、カズンズは、自らの治療法を探すために文献を読みあさりました。そして、「プラス思考の気持ちを持てば、病気が良くなる」という仮説に至り、実行に移したのです。病室にビデオを持ち込んで、喜劇映画やコメディ番組を見たり、ユーモア本を読んだり…。そうやって毎日を笑って過ごした結果、数ヶ月後には編集長の仕事へ復帰するまでに回復!この時の闘病体験をまとめた『笑いと治癒力』はベストセラーになり、医療分野における、笑いの注目度を一気に高めたのです。

 笑いによって得られる効果は、これまでに実証されているだけでも、「免疫力の向上」「リウマチ症状の改善」「血糖値の上昇抑制」「ストレス低下」「脳の活性化」…などさまざま。笑いのチカラって、偉大ですね!お金も時間もかからず、いつでもどこでも実践できる笑い健康法、あなたも今日から取り入れてみませんか?

2014/08/8 更新

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■ 夜ふすには必ず側にそばたち、わきを下にしてふすべし
(よる ふすには かならず かたわらに そばだち、わきを したにして ふすべし)

これは、江戸時代の学者・貝原益軒が著した『養生訓』の一節。「夜眠る時は、横向きに寝転び、脇が下になる姿勢で寝ましょう」という意味で、益軒はこの寝姿を“獅子眠(ししみん)”と名付けました。眠るライオンの姿と似ているからでしょうね。
ところで、なぜ、この姿勢で眠るのが良いのでしょうか?『養生訓』では、こう続きます。

――仰(あお)のきふすべからず。仰のきふせば気ふさがりて、おそはるゝことあり。

「仰向けで眠ると、気道がふさがってしまうので、寝苦しくなりますよ」。
つまり益軒は、横向きで眠ると気道が確保できる。だから、寝ている時の息苦しさが改善できる…と述べているのです。この方法、実は「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」の予防にとっても有効なんです!
SASとは、舌の筋力の低下や扁桃腺の肥大によって気道が狭まり、眠っている間に呼吸が数秒間止まったり、薄くなったりして、睡眠障害が起こる病気のこと。肥満症の方に多いとされている病気ですが、たとえ平均的な体型でもアルコールや加齢、鼻づまりなどが原因で引き起こされることもあります。
寝ている時に気道が狭くなると、いびきに、完全に塞がると、無呼吸に。すると、自分では気付かないうちに酸素不足になり、それを補おうと心拍数が上昇。覚醒状態が続きます。
これが原因となって身体や脳が休まらず、極度の眠気や集中力低下など、日中の生活にも支障が…。さらに重症化すると、虚血性心疾患や脳血管障害など、動脈硬化性の深刻な病気にもつながるともいわれています。
日中に、だるさや眠気を感じておられる方は、もしかしたら意外と寝姿に原因があるのかも?今日からできる対策として、“獅子眠”をぜひ一度お試しください!

2014/07/25 更新

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■ 百人の医者を呼ぶよりも、夜更かしと夜食をやめよ。
(ひゃくにんのいしゃをよぶよりも よふかしと やしょくをやめよ。)

スペインに伝わることわざです。
夜更かしも夜食も、確かに身体にいいはずがない。
だけど、百人の医者と比べるのは、ちょっと言い過ぎ…?
———なんて、甘くみてはいけません。実は、最近の研究で、夜更かしが「生活習慣病」のリスクを高めることがわかったのです。

夜更かしによって睡眠不足になると、昼間の疲れを回復できず、頭痛や吐き気、イライラ、無気力など、さまざまな不調が起こります。ここまでは、思い当たる人も多いはず。そんな状態がずっと続くと、血圧や代謝、ホルモンバランスなどのコントロールにまで不調が及び、ついには高血圧や肥満、糖尿病といった生活習慣病に至るのです。こうなっては、医者を頼る他ありませんよね。
さらに夜食をしたとなれば、肥満に直接かかわるのはもちろん、消化活動によって安眠が妨げられるため、ますます睡眠不足が進んでしまいます。
———「百人の医者」、まだ言い過ぎだと思いますか?

寝苦しいこの季節。眠りたくても寝付けない…とお悩みの方も多いでしょう。最後に、そんな方にオススメの簡単・夏の快眠法をご紹介します。
寝る1時間ほど前に、ぬるめのお風呂にゆーっくり浸かり、身体の芯まで温める。これだけです。布団に入る頃、徐々に熱が放出されていくので、スッと眠りにつけますよ。ぜひお試しくださいね。

2014/07/10 更新

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■ 若さとは自発性だ (わかさとは じはつせいだ)

――いつまでも若くありたい。
誰しもが望む、永遠の願いですよね。ですが、皆さん。「若さ」って一体どういうものなのか、考えたことはありますか?
辞書には、「自分より年齢が下であること」「経験が少なく、未熟であること」などのように書かれています。これはこれで正しいのですが、私たちが願う「若さ」とは、違いますね。
ノーベル文学賞を受賞した、ドイツの作家トーマス・マンは、「若さ」についてこんな答えを出しました。それは、『若さとは自発性だ』ということ。他に強制されることなく、自ら進んで行動すること、挑戦し続けることが「若さ」であると考えたのです。
確かに、自ら突き進む原動力は、若さ特有のもの。体力も気力も充実していなければ、「何かに挑戦しよう!」とは思えませんよね。これは、私たちが願う「若さ」に近いものがあります。
とはいえ、それぞれに、若さについての意見をお持ちだと思います。たとえば「シワやシミ、たるみがないキレイな肌を持っていることだよ!」とか、「20代、30代に負けない体力があることだよ!」とか…。ですが、もし「そんなこと、考えもしなかったわ」という方がいれば、これを機に、自分なりの「若さ」について考えてみませんか?どの答えも決して間違っているわけではありません。あなたなりの「若さ」を追求して、これからもイキイキ元気な健康人生を歩んでくださいね!

2014/06/27 更新

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■ 親の意見と冷や酒は後で効く (おやのいけんと ひやざけは あとできく)

親の意見というのは、言われた時は何も感じなくても、後になってから「なるほど」と思い当たることが多い。それは、冷えた日本酒を飲んでもすぐには効かず、後からじわじわ酔いが回るのと同じだ。———という意味のことわざです。

ところで、なぜ「冷や酒は後で効く」のかご存知ですか?実は、アルコールは冷たい状態だと、飲んでもすぐには身体に吸収されません。体内でじわじわ温まり、体温近くになってから、吸収されるのです。そのため、「酔った」と実感するまでに時間がかかり、「まだまだいける」とつい杯を重ねてしまうことも…。
健康のことを考えれば、冷酒よりも人肌程度に温めた酒、いわゆる燗(かん)の方が良いといわれます。燗酒は冷酒に比べてアルコールの吸収が速いため、早い段階で「酔った」実感があり、自然と飲む量をセーブできるのです。
とはいえ、蒸し暑いこの季節。やっぱりキーンと冷えたお酒が恋しくなりますよね。親の意見ではありませんが、後になってズシンとこないように、ペースを守ってお酒を楽しんでくださいね。

2014/06/13 更新

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■ 心も歓喜と快活に保つがよい。そうすれば百害を防ぎ、寿命をのばす。
(こころも かんきと かいかつに たもつがよい。 そうすれば ひゃくがいを ふせぎ、 じゅみょうを のばす。)

「ロミオとジュリエット」「ヴェニスの商人」「ハムレット」など、数々の名作を生み出したイギリスの劇作家・ウィリアム=シェークスピア。今回は、そのシェークスピアが残した金言をご紹介します。
「心も歓喜と快活に保つがよい。そうすれば百害を防ぎ、寿命をのばす。」
この言葉、実は東洋医学に通ずるものがあります。
東洋医学の考え方は「心身一如」。つまり、「心と身体はひとつに繋がっており、互いに強く影響し合う」というもの。
確かに、心が弱って身体に不調をきたした、体調を崩して気持ちが不安定になった、そんな経験、誰しも一度はありますよね。たとえば、イライラが重なると胃がキリキリしたり、風邪を引いて寝込むと人恋しくなったり…。そう考えると、彼の言葉にも納得できるはず。
心から喜びを感じ、明るく笑顔でイキイキと過ごせば、自然と身体も元気になります。実際に笑顔には、痛みを鎮める効果や免疫機能を強くする働きがあることも実証されていますから、「元気で明るい心が病を防ぎ、寿命を延ばす」のも、決して大げさな表現ではないでしょう。
シェークスピアが生きた時代、心身は別々のものと考えられていました。しかし演劇という手段で、人々に感動を与え続けた彼には、その常識が非常識に思えたのかもしれません。ストレスが多い現代。身体への気配りはもちろん、心の栄養補給も忘れずに!

2014/05/30 更新

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■ 茶は養生の仙薬であり、延齢の妙術なり
(ちゃは ようじょうのせんやく であり えんれいのみょうじゅつ なり)

「お茶は命を養う特効薬であり、長寿の秘訣である」。
臨済宗の開祖、栄西の言葉です。栄西といえば、日本にお茶の習慣を広めたことで知られ、『喫茶養生記』というお茶の専門書も残しています。紹介した一文は、その巻頭に記されています。
栄西の言葉からわかるように、その昔、お茶は現在のような嗜好品ではなく、薬の一種でした。中国最古の薬物書『神農本草経』には、「100種類の草を食べて72種類の毒にあたったが、お茶で解毒した」という記述もあります。それは大げさだろうって?いえいえ、あながちそうとも言えません。実は、お茶の苦み成分であるカテキンには、優れた殺菌・解毒作用があり、食中毒を起こすほぼ全ての菌に対して有効だといわれているのです。
他にも、目覚まし効果のあるカフェインや疲労回復に効くビタミン、リラックス作用があるテアニンなど、お茶には健康成分がいっぱい。なるほど、薬として飲まれたはずです。
八十八夜を過ぎて、今年も店頭に新茶が並び始めました。瑞々しく、爽やかな味と香りを楽しめば、気分がリフレッシュされて、心も身体も元気になれそうですね。

2014/05/16 更新

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■ 病は口より入る
(やまいは くちより はいる)

これは「病気のほとんどは食べ物が原因なので、食生活には気をつけるべし!」という戒めの言葉ですが、今回はもう1つ、口から入る災いをご紹介したいと思います。
 □ 風邪をひきやすい。
 □ 朝起きた時に、のどがヒリヒリ痛む。
 □ 気がつくと、口が半開きになる。
これらに当てはまった方は、もしかすると“口呼吸”をしているかもしれません。
現在、日本人の半数以上が口呼吸をしているといわれていますが、実は口呼吸には数多くのデメリットがあるのです。
そもそも口は、鼻のようなフィルター機能を持っていません。そのため、空気中のホコリや雑菌がノドから入ってしまい、白血球が雑菌を取り込んで、一部の白血球が悪性化します。その結果、免疫機能が低下して、風邪などの感染症にかかりやすくなります。他にも、口の中が乾くことで唾液が蒸発し、虫歯や歯周病、口臭などのトラブルを招きます。
まさに、『病は口より入る』ですね。
では、口呼吸を鼻呼吸に切り替えるためには、一体どうすれば良いのでしょうか?
オススメ方法は「ガムを噛むこと」。
ガムを噛みながら口呼吸をすれば、クチャクチャと音が鳴るので、口を閉じて鼻呼吸をする訓練がしやすくなる上、表情筋も鍛えられて無意識に口が半開きになるのを防ぐこともできます。
鼻呼吸を癖付けるには、一般的に2~4週間かかるといわれています。普段から鼻呼吸を意識し、根気良く続けて、少しでも病気のリスクを減らしましょう。

2014/05/02 更新

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■ 人生にとって健康は目的ではない。しかし最初の条件なのである。
(じんせいにとって けんこうは もくてきではない。 しかし さいしょの じょうけんなのである)

白樺派を代表する作家、武者小路実篤の『人生論』にある一節です。
4月。あちこちで進学や入学、入社など、新たな門出を迎えた人々を目にします。未来に向かって輝く彼らの表情を見ていると、「私も何か新しいことを始めたい!」なんて、挑戦心がムクムク湧いてきますね。
そんな時、足が痛む。疲れやすい。身体がだるい。など、何かしら不調を抱えているばかりに、「やっぱりムリ…」と断念することになるのは悔しいもの。
健康だからこそ得られる幸せがある。健康だからこそ出来ることがある。そんな当たり前のことを、健康な時にはつい忘れてしまいがちです。

実篤の『人生論』はこう続きます。
―――健康の価値は病気してはじめてわかる。しかし健康になってしまえば、もう健康のことを忘れる。忘れるところがおもしろいところだ。人間の目的は健康にあるのではなく、地上でなすべきことを完全になしてゆくにある。―――
自分にとって、人生の目的ってなんだろう?
柔らかな春の風を感じながら、そんなことを考えてみるのもいいかもしれませんね。

2014/04/18 更新

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■ 健康は身体のコンディションの問題ではなく、心の問題である。――エディ夫人
(けんこうは からだのこんでぃしょんの もんだいではなく、こころのもんだいである)

突然ですが、皆さんにとって「健康」とは、どんな状態ですか?
入院や定期的な治療を受けていない状態?難なく日常生活を送れる状態?はたまた、健康診断ですべてA判定をもらう状態?いずれにしても、肉体的なコンディションを答えた方が多いのではないでしょうか。
ここで、さらに質問です。皆さんの身近にいる、健康そのものといえる方はどんな方ですか? その方を、肉体的なコンディションだけで思い浮かべましたか。おそらく、違うのではないでしょうか。
そこには「心」のあり方も、含まれていたのではないかと思います。
毎日ハツラツと、笑顔で過ごしている。挨拶を交わすたびに元気をくれる。そんな明るく前向きな心を持った状態こそが、真に「健康」といえるのではないでしょうか。
身体を気遣うことはもちろん大切ですが、健康と呼べる心であるかどうかも確かめながら、豊かな毎日を過ごしたいものですね。
――最後に、もう1つ質問です。皆さんは、健康ですか?

2014/04/04 更新

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■ 老化は足から(ろうかは あしから)

古くから、「老化は足から」といわれるように、足の筋力は年齢とともに急速に衰えます。20代をピークとして、年1%ずつ落ちていき、60代ではピーク時の半分近くまで低下。これは、上半身の3倍もの衰え方です。
ここで、足を鍛えなきゃ!と思った方は大正解。「老化は足から」とは、裏を返せば「老化防止も足から」といえるんです。
足の筋肉には、心臓から送り出された血液を再び心臓まで押し戻す、ポンプの役割があります。また、足を動かすと神経が刺激を受けて、脳の働きも活発になります。つまり、足をしっかり動かすことで、筋力の低下防止、血液循環の改善、脳の活性化…と、さまざまな効果が得られるのです。西洋には、「二本の足は二人の医者」という言葉もあります。さしずめ、一方は循環器系、もう一方は脳外科系のお医者さまといったところでしょう。
寒さもようやく和らぎ、各地で桜が花開きはじめました。せっかくですから、お花見がてら近所を歩いてみませんか?小学校のグラウンド、公園、河原など、そこここに春の訪れを感じられ、身体はもちろん、心のアンチエイジングにも効果的ですよ。

2014/03/20 更新

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■ 一病息災(いちびょう そくさい)

無病息災ではなく『一病息災』。「え?!病気なんてない方が良いに決まっているじゃない!」と思われた方も多いでしょう。しかし、「私は元気!」と思い込んでいると、ついつい無理を重ねたり、身体をいたわることを怠ったりしがち。軽いものなら1つくらい病気を持っている方が、日頃から体調を気にかけ、身体を大切にするので、結果的に長生きができる…この言葉には、そんな教訓が込められています。
この金言を体現した生涯を送った人物が、後に江戸幕府を開いた戦国武将・徳川家康。彼は40代の頃、大きな病にかかって生死の境を彷徨います。遺書を残すほど思い詰めた家康でしたが、なんと奇跡的に生還!その後、幾度も病に倒れますが、その都度、復活を遂げてきました。その結果、家康は人生50年といわれていた時代に、73歳という長寿を全うしたのです。
なぜ家康は、何度も病気に打ち克ったのでしょうか?
それは健康意識の高さにあります。彼は、旬のものや麦飯しか食べないという食生活へのこだわりはもちろん、鷹狩りなどの運動にも熱心でした。その上、進んで薬の知識を持ち、自ら調剤するほどだったとか!
今で言う健康オタクだったわけですが、それは、その昔過ごした病の日々を悔いてのこと。
私達も、どこかに不調を抱えても「ああ、この病気さえなければ良いのに」と嘆くのではなく、「おかげで健康に気が配れて、むしろ良かった!」…なんて、前向きに考えたいものですね。

2014/03/7 更新

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■ 牛乳を飲む人よりも、これを配達する人のほうが健康になる
(ぎゅうにゅうを のむひとよりも これを はいたつするひとのほうが けんこうになる)

これは、ヨーロッパに伝わることわざです。かつては日本でも牛乳は毎日、配達してもらうものでした。ポストの横に牛乳箱がある光景を思い出される方も多いのではないでしょうか。そんな郷愁を誘うこのことわざには、「栄養を摂ることも大切だけど、運動することのほうがもっと大切」というメッセージが込められています。
運動の中で身近なものの一つが、ウォーキングです。歩くことは有酸素運動で脂肪の減少に有効とされており、脂肪と関わりの深い血中脂質や血圧、糖代謝などの改善につながると言われています。また、うつや認知症の予防も期待できるそうです。
もうすぐ春。あたたかい季節に気軽にできる健康法としてウォーキングを楽しんではいかがでしょう。
最後に付け加えると、このことわざには「もらう人よりも、与える人のほうが幸せ」という解釈もあります。ウォーキングの途中、知り合いに会ったら笑顔で声をかける、困っている人がいたら手を差し伸べてあげる。そんな行動が心の健康をもたらすかもしれませんね。

2014/02/21 更新

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■ 人間がありのままの自然体で、自然の中で生活をすれば120歳まで生きられる
(にんげんが ありのままの しぜんたいで、しぜんのなかで せいかつをすれば、120さいまで いきられる)

今回は、古代ギリシャで活躍した「医学の父」、ヒポクラテスの金言をご紹介します。彼は「病気は神々が与えた罰」と考えられていた時代に、患者の様子を見ながら治療を施す医学を広めた人物です。
そして、人間に元々備わっている自然に病気を治す力『自然治癒力』を引き出すことを重視し、そのためには、バランスの良い食事と清潔な環境、そして充分な休息が大切だと説きました。これは現代にも通じる考え方ですよね。
しかし、当時の平均寿命は20歳。120歳という年齢は、夢のような話と思われたに違いありません。
それから約2500年経った現代。日本では100歳以上の人口が5万4千人を超え、生存する最高齢者は114歳に。さらに、フランスのジャンヌ・カルマンさんは、人類で最も長生きしたとされ、なんと122歳まで生きたのです!120歳は、現実のものとなりました。
私たちの生活が当時よりも自然に近いかは別として、少なくとも、健康的な食生活が送れて清潔を維持できる日本やフランスは、世界有数の長寿国となっています。この言葉には、まだまだ学ぶべき健康の基本が潜んでいるのかもしれませんね。

2014/02/07 更新

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■蜜柑が黄色くなると医者が青くなる
(みかんが きいろくなると いしゃが あおくなる)

「ミカンを食べると医者いらず」と、誤解されやすいこのことわざ。本来は「ミカンが黄色くなる秋頃は、季節的にしのぎやすくなるので、健康が保たれて医者にかかる人が減る」という意味なのですが、なぜ、こんな勘違いが起こるのでしょうか?
それは単純に、ミカンの栄養価が高いからでしょうね。
ミカンには、風邪予防の強い味方・ビタミンCや疲労回復に役立つクエン酸など、多くの栄養素が含まれています。
中でも注目なのが、スペリジン(別名:ビタミンP)という成分。これはミカンの皮やスジに多く含まれ、毛細血管を強化したり、血液の流れを良くしたりする効果があるとされています。
ですが、ミカンの皮を食べる人は、そうそういませんし、スジが苦手という方も多いですよね?
そんな方にオススメなのが『焼きミカン』。
ミカンをオーブン入れ、焦げ目が付くまで加熱すると完成!皮の栄養素が果肉まで染み込み、普通に食べるよりも栄養分を多く摂取できます。さらに熱を通すことで、スジの食感が気にならなくなるんですよ。
高血圧、動脈硬化、心筋梗塞…と健康の不安が尽きないこの季節。今年は焼きミカンで、冬の不調を防ぎしましょう!

2014/01/09 更新

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