久郷直子の歳時記のある暮らし

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歳時記のある暮らし(テキスト版)

クリスマス

冬枯れの向こうから梅の便りが届くころとなりました。
皆様、おすこやかにお過ごしでしょうか。
いつも『神秘の健康力』をご愛用くださり、誠にありがとうございます。

東風ふかば にほひをこせよ 梅の花 あるじなしとて 春なわすれそ

昌泰4年(901年)、時の右大臣であった菅原道真が、藤原氏の陰謀により大宰権帥(だざいのごんのそち)に左遷されるときに詠んだ歌です。主人(道真)を慕った梅は、道真が大宰府に着くと、一夜のうちに道真の元へ飛んで来たといわれています。これが有名な「飛梅伝説」。まだ寒さ厳しい季節に風雪に耐えて花を付ける梅を観て、日本人は昔から、その凛とした姿に感銘を受けてきました。飛梅の奇跡は、そんな梅らしい強さを感じる伝説です。梅の木のバイタリティとスピリチュアルなパワーをもらって、もう少し続く冬を乗り切りましょう。

季節は大寒から立春へ。立春の前日は節分ですね。本来の節分は、立春・立夏・立秋・立冬それぞれの前日のことで、節分は年に4回ありました。江戸時代以降、立春の前日だけが節分に。自然に身をまかせて生きていた時代、厳しい冬が去り生命のよみがえる春の訪れに特別な思いがあったのでしょう。ですから、立春が一年のはじまりでお正月、立春の前日の節分が大晦日とされていました。

季節の変わり目は、とかく体調を崩しやすいもの。そこから節分の行事やしきたりが生まれました。昔の人々は、悪いことはすべて鬼のしわざ。とくに寒い季節、鬼はペストやコレラ、インフルエンザなど、はやり病の象徴であったのでしょう。そこで、悪い鬼を豆で追い払い、数え年の数だけ豆を食べ、これから始まる新しい年のために身体に良いものを入れるというならわしが生まれたのです。

「福は内、鬼は外」というように、「幸せの対極にある悪」として、人間の力を越えたものへの畏怖の気持ちから創り出された鬼ですが、一方で善悪両面をもつ人間の分身のような存在ともとれます。「鬼と煎り豆」という民話では、煎った豆で花を咲かせたら、娘を嫁にやろうという母親の言葉を信じた鬼が、豆を必死で育てようとしますが、芽は出ません。翌年も、その翌年も母親を訪れて煎り豆をもらい育てようとするのですが、芽は出ません。煎った豆なので芽が出ないのは当然です。そのうち鬼はこなくなったという展開で、これが豆まきのはじまりだとするお話しです。

「節分」という狂言では、一目惚れした女性に嫌われた鬼が泣き出します。その様子をみていた女性は、なびくと見せかけ鬼の打出の小槌を取り上げ、家の中へ鬼を招き入れます。鬼は大喜び。そして鬼が油断したとたん、女性は煎り豆を出し「福は内、鬼は外」と鬼に投げつけます。鬼は失望のうち、あわてふためき逃げ去っていくというお話しです。ひたすら恐れ忌避すべき鬼ですが、たとえば四天王(してんのう)像などの足元をよく見ると、踏みつぶされているかわいそうな邪鬼(じゃき)がいますね。日本では恐るべき鬼を愛すべき鬼に変化させているところがあります。絶対悪をつくらない優しさ、すべての者が救われるという心の文化があるように感じます。

節分を過ぎても、まだまだ続く寒さに気が滅入ることもあります。着こんでも寒く、動くのが億劫で、ちょっとした用事も大層に思えたり、健康的な暮らしを実感しにくい時季でもあります。冬の部屋は防寒器具や、かさばる衣類で何かと散らかりがちになります。つまずいて転倒しないように気をつけなければなりません。また、物をなくさないようにしなければなりません。私事ですが冬はとくに、寒さのせいにして整理整頓を怠った結果、必要な物が見つからず、探すことに時間を多く使うという傾向があります。片付けない自分が悪いのに、寒さのせいにしてしまう…。こんな心も疫病神として、節分には追い出したいものです。怪我しないよう、物がすぐ見つかるよう部屋をすっきり片付けてイライラする心の疫病神の侵入を防ぎましょう。物が見つからない場合、一度、深呼吸します。そしてなくす直前に、どのような行動をしていたかを思い出します。そして再度、その行動どおりに動いてみると、意外と見つかるものです。片付けるときも工夫が必要です。本や書類、そして冷凍庫の中も、上にどんどん積み重ねると探しにくくなります。ですから、できるだけ立てて収納し、取り出しやすくします。立てることで瞬時にわかり、探し回るというストレスから解放されます。厚着をしていても気分は軽やかに暮らしたいですね。

雪解けの土の中から「ふきのとう」が顔をのぞかせ、冬木立の新芽もふくらんでゆきます。「春告げ鳥」といわれるうぐいすや梅の便りを楽しみに、寒い季節を乗り越えましょう。

皆様のご健康をお祈りいたします。

金氏高麗人参株式会社お客様係
久郷直子(くごう なおこ)

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