久郷直子のお便り

お客様係・久郷直子が毎月、『神秘の健康力』ご愛用者様に宛てて 書いているお便りが、ホームページでも ご覧いただけるようになりました!

直筆版でもお読みいただけます。

直筆のおたよりを見る
(PDF形式・別ウインドウが開きます)
イラストを見る

久郷直子直筆のイラスト

(別ウインドウが開きます)

8月のおたより(テキスト版)

背丈の伸びたひまわりの花が、かげろうの向こうでゆらゆらと咲いています。
皆様、おすこやかにお過ごしでしょうか。
いつも『神秘の健康力』をご愛用くださり、誠にありがとうございます。

大暑のころは、風鈴、花火、祭囃子と夏の風物詩が目白押し。人に会う機会も増える季節、茹だるような暑さにも負けず凛として風情を楽しみたいところです。

清瀧きよたきや なみむ 青松葉あおまつば

               松尾芭蕉

勢いよく水しぶきをあげる清らかな滝の流れが風を起こし、松の青葉が吹かれて散り込んでいく様子が涼しげな句です。暑さは、体感温度だけではなく目や耳でも感じます。クーラーのお世話なくして夏を過ごせませんが、五感で涼を感じる知恵を増やしてさわやかに過ごしましょう。

日差しを遮るすだれやよしずは、同時に心地よい風も通してくれます。青々としたもみじの葉、その木陰の睡蓮鉢の水草の下には優雅に泳ぐ金魚たち。打ち水をした坪庭の木陰ではかすかな風が起こり、棕櫚竹しゅろちくがさわさわと音を奏でます。軒先では風鈴がチリンと澄んだ音で涼を誘います。湯上りにさっぱりと浴衣を着て、夕涼みに出かけるのも真夏の楽しみです。

浴衣といえば紺地か白地が定番ですが、昔は紺地の藍染原料として蓼(たで)を使いました。「蓼食う虫も好き好き」の言葉のとおり、蓼には虫除け効果があります。ですから浴衣の紺色は目に涼しげなだけではなく、虫さされを防ぐという知恵も込められていたのです。

紺と白といえば夏の装いの定番色。白砂のビーチ、紺碧の海、青空に浮かぶ白い雲…壮大な自然に包み込まれるようなマリンカラーを身にまとい、リゾート気分でヘミングウェイの小説などを読むのも楽しいものです。

ヘミングウェイの『老人と海』は、キューバの丸木小屋に住む老漁師の話。老人は四肢がやせこけ皮膚には褐色のしみができていましたが、目に不屈の生気をみなぎらせていました。全長18フィート(約5.5メートル)のカジキマグロとの3日にわたる闘いを通して、厳しい自然と、その中で生きる人間を描いた小説です。やっと仕留めた獲物ですがサメに何度も襲われ、港に辿り着いた時には、この一匹で一人の人間が冬の間、生活できるという巨大で良質なカジキマグロは骨だけになっていました。カジキマグロの骨は潮に流され港の外へ出ますが闘い抜いた老人は仲間がいる幸せを理解し、ライオンの夢を見ながら眠りに落ちていました。

ヘミングウェイは、アメリカのイリノイ州で医師の長男として生まれ地方紙の記者、赤十字の一員として戦線に赴き、戦後はフリー記者としてパリに渡り作家を目指した行動派作家です。スペイン内戦や第一次世界大戦での経験を元に『誰がために鐘は鳴る』、『武器よさらば』、『老人と海』を発表し、1954年にノーベル文学賞を受賞。簡潔文体の作品が多く、後に続くハードボイルド文学の原点となりました。その勢い強くシンプルな文体には彼の経歴がにじみ出て20世紀の文学界と人々のライフスタイルに多大な影響を与えました。

「勇気とは、窮地に陥ったときにみせる気品のことである」

夏バテで気持ちもゆるみがちなとき、ヘミングウェイのこの名言を思い出すと身が引き締まる気がします。季節にも年齢にも負けない、という気負いを少しは持っていたいですね。

ひやひやと壁をふまえて昼寝哉
               松尾芭蕉

冷たい土壁に足の裏を当てながら昼寝をしている様子が何とも気持ちよさそうです。うとうととして昼寝から覚めても外はまだ明るく、長い影が星屑の散らばる夜につながります。お盆には夜、電気を消して、ゆらゆらと静かに燃える和ロウソクに火をともしてみます。揺らいでは燃える炎を眺めていると、夢のような時間が流れ、先祖とのなつかしい思い出を分かち合える気がします。

暑い時季は冷静に判断して熱中症を防ぎたいものです。散歩や買い物は涼しい朝夕を選び、家に居ても温度計を見て冷房のスイッチを入れましょう。

皆様のご健康をお祈りいたします。

金氏高麗人参株式会社お客様係
久郷直子(くごう なおこ)

おたよりの執筆風景。

最新のおたよりに戻る


  • おしゃべり場
  • 俳句・川柳コーナー
  • 皆様からのお便り大募集!ご応募はこちらから
  • 壁紙プレゼント
  • ペーパークラフトプレゼント
  • お問い合わせはこちらからどうぞ