久郷直子のお便り

お客様係・久郷直子が毎月、『神秘の健康力』ご愛用者様に宛てて 書いているお便りが、ホームページでも ご覧いただけるようになりました!

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4月のおたより(テキスト版)

熱気を帯びた白南風が吹き渡るころとなりました。
皆様、おすこやかにお過ごしでしょうか。
いつも『神秘の健康力』をご愛用くださり、誠にありがとうございます。

朝からグングン気温が上がり、日焼けや汗が気になりますが、日が長くなり時間がゆっくり流れるようで夏の風情が楽しみなころです。少しでも快適に過ごすために、衣類では綿や麻の素材を上手に取り入れたいですね。肌をなでる風を感じさせる麻のシャツなどは見た目も涼しく、夏ならではの楽しみです。

すだれや風鈴で夏仕様に替わった住まいには朝顔の花がにあいます。葉や茎をおおう産毛の感触とみずみずしい緑色、いきいきと自由に伸びる蔓、朝露にぬれた花、花の深い青色に触れたなら、指まで色が移るかのようなういういしさ。薄くはかない花と思いきや、翌朝には新しい花を開かせる生命力…。朝顔は夏の朝に元気とさわやかさを運んでくれます。

「たのしみは 朝おきいでて 昨日まで 無かりし花の 咲ける見る時」

橘曙覧(たちばなのあけみ)の「独楽吟」(どくらくぎん)の一首です。1994年、天皇皇后両陛下が米国を訪問された際、クリントン元大統領が歓迎式典でのスピーチでこの一首を引用し、何気ない日常の小さな幸せをいつくしむ日本人の精神に賛辞を贈りました。

暑い季節は体力を奪われやすく、イライラしたり気持ちが滅入ってしまいがちです。そんなとき、「たのしみは…」ではじまる「独楽吟」を読むと明るい気分になります。

「たのしみは 木の芽煮やして 大きなる 饅頭を一つ ほほばりしとき」
「たのしみは いやなる人の 来たりしが 長くもをらで かへりけるとき」

お茶を飲みながら饅頭を頬ばるひととき、苦手な人が長居をせず早く帰るとき…、時代を問わず誰もが経験するささやかな幸せは、日常のそこここにあふれていますね。

七月には七夕があります。実際には梅雨空で見えないことが多いのですが、雨雲のはるか上にはきめ細やかな星の群れがきれいにかかり銀河で物語が展開されます。

「別るるや夢一筋の天の川」   夏目漱石

漱石が病床にあって生死の淵をさまよい生還した直後、詠んだ句とされています。夢うつつの体調で、夢の中では結ばれるベガとアルタイルに想いを馳せたのでしょう。

漱石といえば、こんなエピソードがあります。「LOVE」という概念がなかった時代、「I Love You」を二葉亭四迷は「あなたのためなら死んでもいい」と訳したそうですが漱石は「月がきれいですね、くらいに訳せばよい」と言ったそうです。漱石はもともと胃弱で、歳を重ねるごとに生活習慣病も患っていましたが、当時出回りはじめたジャムがお気に入りで毎日舐め、ビーフステーキやアイスクリームなど脂肪と糖のおいしさがやめられず医師を困らせたというエピソードもあります。

「秋風やひびの入りたる胃の袋」など胃弱を題材にした句を詠んでいますし、『草枕』のなかでは自分自身の診察の場面を描写しています。繊細な感性を持ち病と闘いながらも、自分に負けて食べてしまう弱さやいいかげんさ、病気の自分を面白おかしく描写しているようです。そんな漱石の人柄が作風となり人の心を軽くさせ、今の時代に読んでも古さを感じさせないのでしょう。

暑い時季は特に、装いでも家事でも人付き合いでも、堅苦しく考え完璧を求めすぎると疲れてしまいます。「いいかげん」といえば、どこかだらしないイメージが伝わってきますが、例えばお風呂の湯温や料理の塩味が「良い加減」というと心をこめたイメージが伝わってきます。肌に乾いた風を通すゆったりとした麻のシャツように、しなやかな気持ちで物事を受けとめ良い加減、良い塩梅を心がけたいですね。

これからは水分補給と熱中症対策をお忘れなくなさってください。

皆様のご健康をお祈りいたします。

金氏高麗人参株式会社お客様係
久郷直子(くごう なおこ)

おたよりの執筆風景。

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