久郷直子のお便り

お客様係・久郷直子が毎月、『神秘の健康力』ご愛用者様に宛てて 書いているお便りが、ホームページでも ご覧いただけるようになりました!

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4月のおたより(テキスト版)

やわらかな陽光を受けて草木が芽吹く季節となりました。
皆様、おすこやかにお過ごしでしょうか。
いつも『神秘の健康力』をご愛用くださり、誠にありがとうございます。

暖かな雨が大地を潤し春霞がたなびくと、山野の眺めに趣が加わります。

いはばしる 垂水たるみの上の さわらび
萌え出づる春に なりにけるかも
               志貴皇子しきのみこ

冬の間に蓄えた生命の息吹が外へ現れはじめます。自然の生き生きとした姿に心もまた動き出すように、昔から人は移ろう季節を歌に詠んできました。

つぼみをつけた桃の枝がスーパーや花屋さんの店先に並び、華やかなひな人形が一気に春を引き寄せます。七段飾りでは、お内裏さまとおひなさま、三人官女、五人囃子、左大臣と右大臣、仕丁が並びます。おひなさまに仕える三人官女は、楽器を奏で、歌を詠み、家庭教師もこなす才女たち。五人囃子は元服前の公家の子弟たちで構成された少年楽団。要職にある左大臣と右大臣。段飾りの一番下に並ぶのは宮中の雑用係、三丁の仕丁たちです。

橘と桜を置き、ひなあられ、白酒、菱餅を供えます。菱餅の三色は、白い残雪、雪の下で出始めた若草の緑、桃の花の桃色です。ミニチュアで表現された宮中の暮らし…。ひな壇からは、いつの時代も変わらないセレブな暮らしへの憧れが押し寄せてきます。一目で世界を見渡せるジオラマが人気ですが、小さく凝縮された世界は心の片隅にある夢を大きくふくらませてくれます。

軽やかに春を楽しみたいところですが、季節の変わり目は急激な寒暖差で体調が不安定…。しかも、日が長くなると冬眠から覚めるように身体の各器官の動きが活発になります。身体の中ではエネルギーがたくさん必要になり、そのエネルギーを生み出すために糖質や脂質をエネルギーに変換させるときに使うビタミンB群がたくさん使われます。春はビタミンB群が不足気味になり、身体も脳もエネルギー不足となって、疲れやすく眠気を感じやすくなるようです。

「木の芽時」という言葉があります。木々に新芽が出るころは、うつ病や不眠症なども発症しやすい季節といわれます。新年度を控えての総決算、転居、異動、進級など社会的なムードに感情がさらされます。期待と不安が入り混じる春の情緒は動揺しやすくなるようです。

気持ちを落ちつかせたいとき、音を遮断してリフレッシュする方法があります。普段は、車や電車が行き来する音、電話の呼び出し音、テレビから聞こえる人の声、ドアの開閉やエレベーター、冷蔵庫、洗濯機、時計にいたるまで音の情報に頼って暮らしています。けれども、不安や不快な感情で頭がいっぱいになるときは、音を消し、目を閉じて呼吸だけに集中することでスッキリするものです。

寓話や伝説を読んで想像や空想の世界に浸ることも脳のリフレッシュにとっては良い方法です。「蝶になった夢を見たが、本当は、いま人間になっている夢を見ているのではないだろうか…」荘子の説話、「胡蝶の夢」ですが、みずみずしい羽を輝かせながら舞っている蝶の姿を眺めていると、軽やかな心地で夢の世界に引き込まれそうになります。

佐保姫伝説があります。聖武天皇らの陵墓が点在する平城京跡あたりに佐保山があり、そこに春を司る神霊の「佐保姫」がいます。白くやわらかな春霞をまとう若い女性で染色と織物が得意だとか。明治時代の文学者、正岡子規は旅先で出会った早春の野山の情景を、「佐保姫のもてなしあつし独り旅」と詠みました。金子みすずは佐保姫を詩の中に招きました。

春のお機                     金子みすず
トン、トン、トンカラリンと佐保姫さまは むかしお機を織りました。
麦をみどりに 菜種を黄に げんげを紅く かすみを白く
五つ色いと 四つまでつかひ 残ったものは青いとばかり。
トン、トン、トンカラリンと佐保姫さまは それでお空を織りました。

木の芽起こしの雨は草木を育み、日々、景色を変えてゆきます。お天気の良い日に野山に出かけたら、夢と現が混り合う幻想的な自然を楽しめるかもしれませんね。

皆様のご健康をお祈りいたします。

金氏高麗人参株式会社お客様係
久郷直子(くごう なおこ)

おたよりの執筆風景。

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