久郷直子のお便り2013年9月

お客様係・久郷直子が毎月、『神秘の健康力』ご愛用者様に宛てて 書いているお便りが、ホームページでも ご覧いただけるようになりました!

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9月のおたより(テキスト版)

残暑は厳しいものの、雲や風が秋の気配を運ぶこのごろです。
皆様、おすこやかにお過ごしでしょうか。
いつも『神秘の健康力』をご愛用くださり、誠にありがとうございます。

処暑から白露へ季節が進み、日常のふとした瞬間、冷えた大気を感じます。 そろそろ秋の味覚が楽しみですね。 香ばしい焼きイワシ、爽やかなスダチ、濃厚で甘いブドウなどは、夏バテの身体を元気づけてくれそうです。

この前、甲州ブドウの草生栽培を見て来ました。
南アルプスを眺めると、赤石岳、広河内岳、鳳凰三山、甲斐駒ケ岳が連なり、美しい自然のなかでみずみずしく育っていました。 雑草を抜かない草生栽培は、土の栄養が草に取られて、肝心の果物に甘味が届かない気がするのですが、どうもそうではないのですね。 雑草や虫たちと闘いながら共存させることで逞しく育ち、濃厚な味のブドウができるそうです。

山峡の複雑な地形にある甲府盆地は、昔から関東、信州、駿州に抜ける道を通じて、外部と盛んに交流しました。 「疾(と)きこと風の如く、徐(しず)かなること林の如し。侵略は火の如く、動かざること山の如し」は、戦国の知将、武田信玄。 軍隊の進退について、『孫子』に記された文章を部分的に引用したとされる『風林火山』。信玄が帰依して禅を学んだのが甲斐の恵林寺の快川和尚です。 信玄の菩提寺でもある恵林寺三門の左右の柱には「安禅必ずしも山水をもちいず、心頭滅却すれば火も自ずから涼し」という快川和尚の辞世が記されています。

信玄の没後、快川和尚が居る恵林寺は焼き討ちに遭いました。 快川和尚が織田勢に武田の落ち武者たちを引き渡さなかったからです。 史実よりも、和尚の辞世から読み取れる精神に感動します。涼しい火などあるわけがないのに『滅却心頭火自涼』は、どのような境地から生まれたのかと。 「自ずから」を「ありのままに」と解釈するなら、火を火と見、熱いを熱いと感じたうえで、火にも熱さにもふりまわされぬ自分を求め、 静かに澄みきった境地を「涼し」と表現されたのでしょうか。

快川和尚は、人間の心の底に潜む仏性を求めて「火も自ずから涼し」という境地を残されたのでしょう。 熱さを苦悩に置き換えると、この禅僧の言葉は苦悩にふりまわされる人間に一喝を与えます。 便利で楽すること、それを享受できることが当然な今の時代、苦悩と感じることが増え、それを直視しながら冷静に向き合う気持ちを忘れる時があります。 「心頭滅却!」の一喝を思い出したいものです。

盆地の厳しい気候、美しい山と川、闘いながら熟すブドウ、質実剛健な知将や禅僧…。 山梨への旅は、その地に生きた、自分にとって大切な人が過ごした時間を辿る旅でもありました。 史跡を巡り歴史を辿ることで、その人の精神に触れることができました。

その時の心境によって、見えてくるものが異なるのも旅の素晴しさです。
本格的な秋を前に行楽への思いも膨らむころ、
皆様も、日常からしばし離れ心身の疲れを癒しながら、この秋ならではの発見をお楽しみくださいませ。

ご健康をお祈りいたします。

金氏高麗人参株式会社お客様係
久郷直子(くごう なおこ)

おたよりの執筆風景。

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