久郷直子の歳時記のある暮らし

お客様係・久郷直子が毎月、『神秘の健康力』ご愛用者様に宛てて 書いているお便りが、ホームページでも ご覧いただけるようになりました!

直筆版でもお読みいただけます。

直筆のおたよりを見る
(PDF形式・別ウインドウが開きます)
イラストを見る

久郷直子直筆のイラスト

(別ウインドウが開きます)

歳時記のある暮らし(テキスト版)

クリスマス

朝顔が咲き競う季節となりました。
皆様、おすこやかにお過ごしでしょうか。
いつも『神秘の健康力』をご愛用くださり誠にありがとうございます。

夏至が過ぎ、昼が長くなりました。夏至といえば近年、スローライフ・ムーブメントとしてキャンドルナイトが世界的なブーム。ある人は省エネを、ある人はリラックスを、ある人は追悼を、ある人は平和を祈りながら…。キャンドルナイトは夏至と冬至の夜、午後八時から十時に行われます。この日にキャンドルナイトが選ばれるのは、特定の国の記念日ではない世界共通の日であるためです。

キャンドルナイトは終わっても、夏の夜、電気を消して天然の火を灯しながら、揺らいでは静かに燃え続けるロウソクの炎を眺めていると時間がゆっくりと流れてゆきます。ロウソクの原料によってはアロマセラピーの効果を得ることもできますし、ゆらゆら揺れるロウソクの火には人をリラックスさせる効果もあります。疲れが溜ったら、ロウソクの火を灯して静かな時間を過ごすのも良いですね。

冬至にはカボチャを食べるように、夏至には冬瓜(とうがん)を食べます。冬瓜には、夏バテ防止、熱さまし、利尿などの効果があります。夏を乗り切るには、「食」での養生も大切ですね。これから出番が多くなるそうめんですが、この時季、色のついたそうめんが数本混ざっていることがあります。七夕ごろのそうめんは織姫の紡ぐ糸。織姫にあやかって裁縫の上達を願い、五色の糸に見立てた色付きのそうめんが入っているのです。現在のそうめんに近いものが七夕に供えられるようになったのは室町時代。今のようなしょうゆベースのつゆにつけて食べるようになったのは江戸時代といわれます。

養生が流行した江戸時代、夏バテ解消法においても様々な知恵が生み出されました。たとえば土用の丑の日の鰻。発汗とともに失われやすいビタミン類や鉄、亜鉛、カルシウムなどのミネラルが鰻には豊富に含まれているので、夏の食としては理にかなった健康食材ですが、暑い時の鰻は味が濃くこってりしていることから、なかなか売れませんでした。そこで、何とか売り上げを伸ばしたい鰻屋に相談を受けた平賀源内が、「本日土用の丑の日」と書いた看板を店の前に掲げました。聞き慣れない言葉が書かれている看板に足を止める人を鰻屋の主人が引き込み、平賀源内直伝の宣伝文句を使ったそうです。その鰻屋は大繁盛。このことを知った他の鰻屋がまねをするようになり、以来、土用の丑の日に鰻を食べるようになりました。

紫蘇の葉も江戸時代にクローズアップされました。平安時代初期にはすでに薬として重用されていた梅干に、赤紫蘇を入れてつくるようになったのは江戸時代に入ってから。「紫蘇」の由来は、かつて中国で、今にも中毒死しそうな人を「紫」の葉を用いて「蘇」らせたからといわれています。紫の葉とは紫蘇の葉のことです。紫蘇には強い制菌作用があります。これは紫蘇の精油に含まれるペリルアルデヒドという成分の働きによるものです。江戸時代の人は、紫蘇の高い薬効をより引き出すための方法として、防腐作用のある梅干に赤紫蘇を入れる方法を定着させました。今では、さわやかに香る紫蘇と鮮やかな赤の梅干しは定番の組み合わせです。

また江戸時代には、「麦湯」と呼ばれる飲み物が人気でした。これは今でいう麦茶。現在は冷たくして飲むことが多いのですが、江戸時代は熱いまま飲んでいたそうです。熱いまま飲むことで汗をかき、風にあたって涼しくなろうという目的があったのです。原料である大麦には体温を下げる効果があり熱中症予防も期待できます。夏の夜は、「麦湯屋」が町に出たそうです。江戸時代の人々は、夏を乗り切る様々な健康法を今に残してくれたのですね。

雨雲を一掃するさわやかな白南風(しろはえ)が吹くと季節は一気に進みます。太陽が照り付け、どこからともなく海の波音や夏祭りのお囃子が聞こえてきそうです。ほおずき市や金魚すくい、風鈴や朝顔など、夏の風物詩が暮らしを飾ります。どうぞ、楽しい夏をお過ごしください。

皆様のご健康をお祈りいたします。

金氏高麗人参株式会社お客様係
久郷直子(くごう なおこ)

おたよりの執筆風景。


  • おしゃべり場
  • 俳句・川柳コーナー
  • 皆様からのお便り大募集!ご応募はこちらから
  • 壁紙プレゼント
  • ペーパークラフトプレゼント
  • お問い合わせはこちらからどうぞ