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紅参について

紅参(べにさん)は、畑から収穫した人参を水洗いし、皮ごと蒸して乾燥させたもののことです。その赤褐の色から、「紅参」と呼ばれていて、本場韓国では「ホンサム(홍삼)」と呼び、親しまれています。12世紀の高麗時代には、すでに紅参の製造方法が確立しており、当時の書物に紅参に関する記述が出てきています。

高麗人参と紅参はどう違うのでしょうか?

紅参は、水分量が14%以下になるまで天日で乾燥させたものです。畑から収穫した生の人参は70~75%の水分を含んでおり、暑い夏には腐ったり虫に食われやすくなるため、生の人参を乾燥させる方法として紅参が誕生しました。また、生の高麗人参(水参)は、空気に触れることで有用成分が減少してしまいます。一方、紅参は蒸す過程で新たな有用成分が生じるため、その働きは生の高麗人参よりも高いといわれていて、健康食品の中でも大変貴重とされているのです。

長期保存のために開発された加工法

高麗人参を紅参に加工する方法は、約1000年前に開発されました。掘り出した高麗人参(水参)を白参や紅参に加工する理由は、長期保存にあります。「水参」は10日以上保管することが難しく、「白参」でも1年~3年間までとなりますが、紅参に加工すると、10年以上の長期保存が可能なうえ、皮をむかずに丸ごと加工するため、皮をむいて加工する白参よりも、皮の近くに多く含まれるサポニンなどの有用成分が多いといわれています。

世界が注目する健康成分「人参サポニン」

人参サポニンとは?

サポニン(saponin)とはギリシャ語で「泡立つ」という意味で、水に溶かして振ると泡立つ性質があり、大豆やオリーブをはじめ多くの植物に含まれる発泡成分。高麗人参に含まれるサポニンは、「ジンセノサイド(ginsenoside)」という別名をもつ、特別なサポニンです。このサポニンこそが紅参の有用成分で、近年世界でも注目を集めています。

サポニンは、植物の根、葉、茎などに広く含まれている配糖体の一種で、渋み、苦み、えぐみといった味覚をもつ成分です。高麗人参独特の苦味と香りは、サポニンによるものです。高麗人参そのものよりも、紅参に加工した方が苦味が強くなります。

サポニンの種類に違いが!

紅参の代表的な有用成分は、サポニン配糖体に分類されるジンセノサイド。紅参のサポニン(ジンセノサイド)は、Rb1、Rg1などが知られています。紅参は、さまざまな有用成分を含んでいます。サポニン成分に加えて、各種ビタミンやミネラル、アミノ酸、マグネシウム、カリウムも含まれているので、毎日の健康に役立つのです。

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